第1号

おむつかぶれについて

原因:便や尿に含まれるアンモニアや酵素などの刺激で、おむつに触れている部分の皮膚が炎症を起こす

主な症状:おむつの当たっている部分の皮膚に赤いぷつぷつができる

<予防>おむつ替えはこまめに行う

布製、紙製を問わず、おむつはこまめに替えます。サイズが小さめだと、お腹や太ももなどの締め付け部分に症状が出ることがあります。

<ケア>排便後はしっかり洗い流して、しっかり乾燥

排便後はシャワーで便を洗い流し、水滴をタオルで拭き取ります。肌はこすらず、とんとんと軽くたたくように拭くことが大切です。水滴が残ったままおむつをつけないように注意しましょう。

*ケアをすれば1週間ほどで回復する

こまめにおむつを替えて清潔にしていれば、自然に治ります。ひどい場合は病院でステロイド剤を処方してもらいましょう。

*おしり拭きはなるべく使わずに

市販のおしり拭きは刺激が強すぎる場合があるので、おむつかぶれを起こしているときは、使用を避けてシャワーで洗い流しましょう。

参考文献:けがと病気の予防・救急 ナツメ社



第2号

感染性胃腸炎について

◎ノロウイルス

 ウイルスが体に取り込まれてから12日で発症します。嘔吐、腹痛、下痢が主な症状で、発熱はまれ。小児は特に嘔吐症が多く、集団生活を行う施設で大流行しやすいのも特徴です。

◎ロタウイルス

 突然吐きはじめ、続いて白色の水様便になります。下痢は回数が多く、発熱を伴うこともあります。オムツをしている0〜2歳児に感染が広がりやすいのも特徴です。

〜応急手当て〜

・嘔吐

@   吐いた後は口の中をすすぐ。

A   服が汚れたら着替える。

B   吐いても気分が優れない時は、気管に入らないよう、横向きに寝て休む。

C   落ち着いたら、少しずつ水分補給をする。

・下痢

@   うんちの状態(色・硬さ・血の有無)を確認する。

A   おしりを清潔に保つ。

B   せっけんで手を洗う。

C   少しずつ水分補給をする。

予防の基本は手洗い

 感染症予防の基本は、なんといっても毎日のうがい、手洗いです。

 

子どもたちが手洗いを日常の習慣に取り入れていくためには、保護者の方が一緒になって、0歳児から毎日同じ手順で手洗いを繰り返し行っていくことが大切です。このとき、手順を分かりやすく伝える歌をうたいながら手洗いをすると、楽しく習慣することが出来ます。なじみのある童謡やわらべうたに手洗いの方法をのせると覚えやすいでしょう。これを繰りかえすうち、3歳ごろから自分ひとりでもきれいに手を洗えるようになります。

また、手洗いは外遊びから帰ってきたときや、食事の前、排泄の後などにしっかりと行うことが大切です。特に手づかみでごはんを食べる子は、手についたたんぱく質がえさとなってウイルスが増殖してしまうため、食後も念入りな手洗いが欠かせません。

参考文献 ケガ&病気の予防・救急マニュアル


第3号

虫歯について

虫歯をつくる4つの要素

・歯…酸に対する抵抗力が一人ひとり違うため、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。

・糖質(特に砂糖)…歯垢(プラーク)を作り出す原料になります。歯垢は歯の表面を溶かす強い酸を出し、虫歯をつくります。

・細菌…主な原因はストレプト・コッカス・ミュータンスという細菌です。

・時間…長時間口の中に砂糖がある状態でいると、細菌は活発にはたらき歯が溶け続ける原因になります。

日頃から出来る虫歯予防  カルシウム、リン酸不足にならないよう食事や運動に気を付けることと共に、おやつは決められた時間に砂糖を控えてあたえることに気を付けます。また、細菌は約5分〜10分で砂糖を分解しだしため、食事を済ましたらすぐに歯を磨くようにしましょう。また、だらだらと食べたり飲み続けたりはしないようにして、寝る前の歯磨きは特に丁寧にすることを心掛けましょう。


ケアのポイント  強い歯をつくるため、栄養バランスの取れた食事を心掛け、健康で丈夫な身体をつくり、虫歯に対する抵抗力を高めましょう。また、糖分は虫歯菌の養分になるので、甘いお菓子やジュースなど糖分の多いものは出来るだけ控えるようにします。お菓子の調節をするなどして、甘いもののコントロールをしましょう。

*子どもは、歯が生えたら歯みがきを始めるようにしましょう。歯ブラシはまずは小さいものからしていきます。

*歯磨きをする際には、上の前歯の歯間部と奥歯の噛み合わせの面はより丁寧に磨きましょう。  

参考文献 小児歯科


第4号

アタマジラミについて

<主な症状>

●頭のかゆみや不快感などがあるが、深刻な症状はほとんどない。

<予防・対策>

・タオルやくしなどの共用は避け、保育室や家の中は丁寧に掃除機をかけましょう。

・感染者が出た場合は、衣類・シーツ・帽子などの熱湯消毒をしましょう。

・スミスリンシャンプーを必ずしましょう。

※疑われる症状が見られたら、できるだけ早く病院に行き、家庭でもシーツや枕カバーなどは、熱湯消毒をしましょう。

参考文献:ケガと病気の予防・救急



第5号

夏に多い感染症

<ヘルパンギーナ> 高熱とのどの痛みが特徴の夏かぜ

高熱が出て、のどが痛くなります。ほかにも体がだるくなったり、食欲が落ちるなどの症状が見られます。のどに水泡や潰瘍ができるため、痛みがひどく、よだれが多くなったり、乳児の場合はミルクが飲めないほどになります。痛みは熱が下がってからも続くことがあります。家庭で安静に過ごすようにしましょう。

<咽頭結膜熱(プール熱)>症状がなくなって2日たつまで登園停止

アデノウィルスによる感染症の一種です。39℃以上の発熱とのどの痛みがあり、目のかゆみ、痛み、充血、涙などの結膜炎のような症状が出るのが特徴です。腹痛や下痢、鼻水、リンパ節のはれ、発疹などが見られることがあります。症状がなくなってから2日経過するまでは自宅で安静に過ごしましょう。

<手足口病>手のひらや足の裏の小さな発疹や水泡が特徴

手のひらや足の裏、口の中に小さな水泡や赤い発疹ができ、熱がでることもあります。ヘルパンギーナと同様のウイルスが原因になることもあるので、当初は見分けがつかないこともあります。3〜5日で治ります。元気があれば、登園できます。

<とびひ(伝染性膿痂疹)>患部が湿った状態ならプールは避ける

虫刺されや湿疹をかきむしったあとに、黄色ブドウ球菌が感染して起こります。皮膚のほかの場所に、症状がどんどん広がっていくことから、この名称で呼ばれます。

皮膚に水ぶくれができ、破けて赤くむけたような状態になります。かさぶたができり、発熱することもあります。主な治療方法は抗生物質の服用ですが、衣服を清潔に保つことも必要です。患部をガーゼなどで覆って登園しましょう。患部がじくじくしているときは、うつりやすいのでプールは避けましょう。

<流行性角結膜炎(流行り目)>こまめに手を洗い、感染に注意しよう

目とまぶたの裏側を覆っている結膜にアデノウィルスが感染して起きる炎症です。ウイルス性の結膜炎の中でも、感染力が強くもっとも重症な病気です。プールの水だけでなく、タオルの共有や手指の接触にいても感染します。最近は季節に、関係なく発症する傾向があります。

まぶたのはれや異物感、痛み、充血などの症状が出て、目やにがついて目が開けられなくなったり、発熱や下痢を伴うこともあります。完治するまでに2〜3週間程度かかります。

参考文献:学研 子どもの健康・病気ハンドブック



第6号

秋にかかりやすい子どもの病気

暑い夏が終わり、秋が近づいて涼しくなってくると今度は風邪を引いてしまったりと病気にかかる子どもが増えてきます。元気全開で遊びまわるのが子どもですが、秋は暑さで消耗している分、免疫力が低下しています。夏に落ちた食欲、摂りすぎた冷たいものなどでその疲れが一気に出てしまうんですね。せっかくの過ごしやすい季節ではありますが、実は病気にかかることが多いのが秋。今回は秋の病気を紹介します。

1・・・肌のかゆみ

■原因

特に出来物ができているわけではないのに肌にかゆみだけ感じるという人が多くなるのも秋です。湿気の多い夏からだんだん秋に季節が移り変わるにつれ乾燥していくことにあります。子どもは皮膚が柔らかく、かゆみなどに敏感なので季節の移り変わりによる症状が良く出てしまうのです。

★対策

・花粉症の疑いがある場合はアレルギー検査をしてもらう

・かゆみがある場合は皮膚科医の診察を受ける

・風呂上がりには保湿クリームを塗る

乾燥も強くなってくるのが秋ですので、保湿を心がけたいですね。

2…食中毒

え!食中毒って主に夏に発生する症状じゃないの?!こんな声が聞こえてきそうですが…実は1年のうちで一番食中毒が起こっているのは秋なんです!何故秋に食中毒が起こってしまうのでしょうか?

■原因

秋は行楽には持ってこいの時期ですよね。そのためバーベキューや釣りなどのレジャー時に調理をする機会が増えます。衛生状態が懸念される場所での調理が食中毒の原因となっているのです。子どもは大人に比べて抵抗力が弱く、お腹を壊しやすい状態なのです。

他には、夏の暑さで消耗している場合も食中毒になりやいです。

★対策

そこで大人が気をつけなければならないことは

・調理をおこなう前は手を綺麗に洗ってから!

・肉や魚はしっかり中まで火を通してから食べさせる!

・野菜なども生ではあまり食べさせない!

以上を守って安全に屋外レジャーを楽しむと同時に子どもの食中毒を予防しましょう。

3…RSウイルス感染症

2歳までにほぼ100%の子どもがかかると言われているRSウイルス感染症。秋になると急に患者数が増えてきて、冬に最盛期を迎えます。この病気は風邪と同じような症状が出ますが、生後6ヶ月未満の赤ちゃんがかかったりすると肺炎を起こしてしまう可能性があり、入院治療が必要になってしまいます。一般的に子どもの年齢が上がるごとに重症化しづらくなってきますが、何度もかかってしまう可能性のある病気です。

予防には手洗いやうがいを徹底させることが一番で、飛沫感染するのでマスクが有効になります。またおもちゃなどをこまめにアルコール除菌することも大切です。


4…気管支ぜんそく

■原因

気管支ぜんそくは秋に発作が起こりやすく、原因は朝と晩の気温差が大きくなることがあげられます。また空気がだんだん乾燥していくことも原因のひとつです。

★対策

ヒューヒューという呼吸音が特徴で非常に苦しい気管支ぜんそく。なるべく苦しくないようにしておくべきことは、

・治療中の場合は必ず薬を携帯していつでも飲ませられるようにする

・ホコリやタバコの煙を吸わせないように気をつける

・水分をたくさん摂らせる

・加湿器やエアコンをうまく使って部屋の温度や湿度に気をつける

これらを踏まえて気管支ぜんそくの発作が起こらないように気をつけてあげてくださいね。

■秋の病気対策まとめ

これまで4つの秋に起こりやすい症状を紹介してきましたが、これらの病気にかからないようにするにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?

・水分補給はしっかりとおこなう。

・部屋の温度、湿度を適温に保つ

・大人も子どもも手洗いとうがいを徹底的におこなう

・食材にはきちんと火を通す

・風呂上がりには保湿クリームを塗る

夏から秋になり、気持ちがどうしても緩んでしまう時期ですが気をつけて子どもと一緒に病気予防をしていきましょう!

出典:インフォ・お役立ち知恵ブック




第7号

心配なせき

○せきのチェック

 →様子をみるせき

  コホン、コホンと軽いせきをしている

  たまにせきをするが、元気があり、遊べている

  熱やおう吐がない

  水分や食事がとれる

  機嫌がよい

  せきが出ていても、しっかり午睡ができている

 →心配なせき

  熱やおう吐がある

  ぐったりして元気がない

  ゼロゼロした、たんの絡んだせきが出る

  ゼイゼイ、ヒューヒューと呼吸が荒い

  せきが一週間ほど続く

  せきで呼吸が苦しそう

○注意が必要なせきの出る病気

・気管支炎

 風邪が悪化して症状が気管支まで広がった状態です。かぜかなと思っていると、たんが絡んだせきにかわります。発熱が続き肺炎につながることも。

・百日咳

 せき、鼻水など風邪症状から始まり、次第にコンコンと激しくせき込み、息を吸うときにヒューっという特有の症状になります。

・RSウイルス感染症

 鼻水やせきなど、風邪症状が23日続いた後、夜中にゼイゼイと呼吸が荒くなったりせきがひどくなったりします。

せきをするときは せきエチケット を守ろう!

百日咳などの呼吸器感染症は、かかった人のせきやくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルス・細菌を吸い込むことによって感染します(飛まつ感染)。感染症を予防するため、病気の有無に関わらず、普段からせき・くしゃみが直接人にかからないようにカバーしましょう。

<せきエチケット>

 1  咳・くしゃみのあるときは、マスクを着けます。

    マスクを着けていないときは、ティッシュやハンカチなどで口と鼻をおおい、

    周りの人から顔をそむけます。

2  ティッシュはゴミ箱に捨て、他の人が触らないようにします。手は石けんで、ていねいに洗い流します。

3   ティシュやハンカチが無いときは、腕・袖口で口と鼻をおおいましょう。

    手にウイルスや菌を着けないため、手でおおうのは避けましょう。

参考文献 あそびと環境 0.1.2



第8号

秋の体づくり

朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。一日のうちの寒暖差が激しいと、
かぜをひきやすくなります。

これからやってくる本格的な冬に向けて、かぜに負けないじょうぶな体作りを心がけましょう。

★インフルエンザ予防接種のシーズンです!

  子どもの場合は、1シーズン2回接種が標準です。接種してから、2週間以上たたないと効果が現れないnので、接種する方は、12月の流行期に入る前に済ませるようにしましょう。ただ、アレルギーのあるお子さんの場合、受けられないこともあります。医師とよく相談してください。

★だいじょうぶ?鼻水・鼻づまり!

  鼻水や鼻づまりを放っておくと、鼻やのどの粘膜が炎症を起こし、ほかの病気の原因になることもあります。鼻水・鼻づまりが気になったら、早目に病院を受診しましょう。そして家庭では、鼻水が出たらふく、鼻がつまったらかむ、という生活習慣が身につくよう、繰り返し伝えていきましょう。

★動きやすい服装で!

  最近の子どもたち、とってもおしゃれになりましたね。ただ、普段の服装は、『活発に遊べる』という点を優先していただきたいと思います。これから訪れる寒い冬も快適に過ごす服装を考えてみましょう。

 @下着を着る

   保温性・吸湿性を考えると、綿100%で半そでのものがいちばん。ただ、古くなると目が詰まって保温力が低下するので気をつけましょう。Tシャツは、下に着るとごろごろして動きにくくなるので、下着の代わりにはなりません。

  A薄手の重ね着

    重ね着をすると、服と服の間に体温で温まった空気の層ができ、厚手のもの1枚着るより保温性が高まります。薄手の重ね着なら、動きやすく機能的です。

  B着脱しやすいもの

    ファッション性よりも、ボタンやホックはめやすく、ひとりで着脱しやすいものがよいでしょう。

★健康な体作りがかぜの予防に!

  気温が下がり、空気が乾燥してくると、気をつけたいかぜ。うがいと手洗いが、かぜの予防の基本です。習慣づけるようにしましょう。また、規則正しい生活で、ウイルスを寄せ付けない強い体を作ることも、大き

なかぜ予防になります。ご家族みなさんで、気をつけていきましょう。

@せっけんで手を洗う   Aがらがらうがい
   B3食しっかり食べるC早寝早起き

〜参考引用文献〜 ほけんだより12か月




第9号

インフルエンザについて

 寒さが厳しくなってくるこの季節。だんだんと流行し始めるのがインフルエンザです。感染力が強く、大人から子どもまでかかり普通の風邪よりも症状が重いため、予防をしっかりと行いましょう。


<主な症状>

・突然38度以上の高熱が出て、その高熱が3〜4日続く。

・激しい咳やのどの痛み、鼻水、頭痛、下痢、嘔吐、全身倦怠感、筋肉や関節の痛み、食欲不振といった症状。

・2〜3日で熱が下がっても、全身症状は一週間ほど続く。

・合併症として、肺炎、中耳炎、脳症などを引き起こすこともある。


<予防、対策>

・部屋の温度、湿度、換気に気を付ける。

・手洗い・うがいをこまめに行う。

・インフルエンザワクチンの予防接種を受ける。

<ケア>

・脱水症にならないよう水分補給をこまめに行い、暖かくして休む。

・栄養バランスが良く、食べやすいものを与える。

※インフルエンザには、タミフル、リレンザ、ラピアクタなどの抗ウイルス剤の特効薬があります。ただし、幼い子どもはタミフルを投与した後に異常行動が現れることがあるので、家庭で療養するときは注意深く観察することが必要です。


<参考引用文献>
ケガ&病気の予防・救急マニュアル
ケガと病気の予防・救急まるわかり安心BOOK




第10号

冬に流行する感染症対策

 

冬に流行する主な感染症には

・ノロウイルス、ロタウイルス

・インフルエンザ

・RSウイルス  などがあります。

いずれも高熱が出たり、せきや鼻水、おう吐、下痢などのつらい症状が見られます。

◎病気の進行が早い乳児は全身の症状をよく観察して早めの対処を

・高熱

 安静にしてこまめに水分補給をする。

 わきの下や首、足の付け根などを冷やすと効果的。

 消化の良い食べ物をあたえる。

・咳と鼻水

 乳児の場合はたんや鼻がつまらないよう頭を起こすようにする。

 軽い咳や鼻水だからと油断していると急に症状が悪化することがあるため

 早めの受診が必要です。

・おう吐と下痢

 脱す症状をおこしやすいため熱の時以上に注意する。

 症状が落ち着くまで水分や食事は控える。

 →おう吐が治まったら、脱水症状を防ぐために少しずつ水分を与える。


<参考引用文献>イザというときに困らない!対処法